有機栽培(低投与型)

 

 土を育て、肥料を極力使わずに、緑肥やイネ科やマメ科の輪作で野菜を栽培する。御米やニンジン・ダイコン・カブ・大豆・サツマイモ・リーフレタスなどは土が育つ事で無肥料での栽培が現実化する。他の肥料を多く求めるような作物も低投与で栽培が可能になる。

​ メリットは、小さくても甘味の中に野菜のうまさがしっかりと感じられる事です。デメリットは、収量が少なくなったり、1つの野菜の大きさが少し小さかったりします。(写真はスイートコーンですが、低投与型の土を育てる栽培で作ったスイートコーンは収穫後もどんどん糖度が上がるのに比べて、大量投与型は収穫後に糖度がどんどん下がる傾向があります。1週間という間に冷蔵保存での記録です。)

 大豆は自然農法の大きな力。無農薬を実現する為には、生態系を利用し、害虫を益虫により退治してもらうという生態系防除システムがある。中でも大豆は多くの虫達の住処になる大きな御家である。この御家は、カエルのねぐらにもなる。アマガエル達は大豆の中で、害虫・益虫でも害虫でもない虫を食べて、子孫繁栄する。年々カエル部隊の数が増え、一個連隊の数は10aで1000匹を超える位の数を養える畑にする事ができる。このカエルの数は、未来のアブラナ科の害虫防除に猛威をふるうのだ。

大豆

命の水

自然農法は有機栽培のジャンルの中の一部

 

 有機栽培の中には多くの農法やジャンルがあり。その実態は広く、細かい。大きく分けると肥料大量投入型と低投入型に別れるように感じます。



 他には、種の違いだったり。食味の変化を感じる、F1種子や固定種だったり。土の中を温めたり、熱くなりすぎて植物にストレスをあたえる、マルチを使う栽培だったり、マルチ無しの栽培。野菜の味がおいしくなる露地なのか旬をずらせるハウスなのか?トラクタを使わない、不耕起栽培なのか、耕起栽培なのか?不耕起栽培は、現在注目されている栽培体系で虫を殺さず、コストをかけないで、野菜を作り続ける。低投与型の自然農法の中でも一番資材数が少ない農業技術かもしれません。

 野菜の80%以上は水で作られています。つまり、野菜が吸い上げた水は畑の土から吸い上げた水なのです。畑の水は雨水や川からの水を潅水したりしますが、土の中の微生物も一緒に命の水を育ててくれます。

有機栽培(大量投与型)

 

 土を育てる事には、時間をかけずに、肥料を積極的に使う。一般栽培との違いは少なく、化成肥料の代わりに有機肥料を投入し、畜糞堆肥も使う。近年では有機ジャスで可能な農薬も使用するようになっている。土を育てるという概念が少なく、作物は肥料が無いと大きくなれないという事が優先される。
​ メリットは大きくなることで、デメリットは味にエグ味がでる。野菜の味は薄くなる。(写真の左が肥料大量投入型で右は低投与型です。栽培方法でホウレンソウの葉の色がちがいます。)

肥料使用量で変化する農法