不耕起栽培

 

 土を耕さないというのが、不耕起栽培ですが、自然農法では耕さないという事にこだわりません。理由は簡単で、長期的に耕さなかった場合、自然界の成り立ちでは、木が生えるのが一般的なのですが、農家は野菜を作り続けるからです。4年以上不耕起栽培を続けると、モグラやネズミの問題や野菜の根が土の中に絡みあって、野菜つくりに問題が多く出てくる可能性もあります。生産性を高める為には、不耕起栽培だとしても、3年~6年に1度は耕起してあげるのが理想的だと感じています。
 不耕起栽培の最大のメリットは、耕起しない為、連続して作付けできる事です。キューリが終わったら、間にブロッコリーだったり、ニンジンが終わったら、玉ねぎだったりと、連続的な栽培が可能な所が不耕起栽培の最大のメリットです。

 自然農法の畑では、数多くの小動物が生きてます。ダニやムカデ・ヤスデ・トビムシ・ワムシ・カマキリや・蛾・バッタ・テントウムシ・蛇やカエルもいます。もちろん、モグラもネズミも住んでいます。このように自然農法の畑では多くの虫達が生き生きと過ごしています。中でも農薬無しで野菜の秀品率を上げてくれているのが、徘徊性のクモだったり、カエル・カマキリ・ゴミ虫・テントウムシの幼虫などは、自然農法の畑の野菜守り部隊です

虫達の状況

なぜ、自然農法はおいしいの?

土を育てて、地温を上げる。

 

 野菜をおいしくするアイテムの1つが土を育てる事です。硬くて重い土は冷たく、温度が上がりにくい土になります。このような土は、例え農法が、自然農法でも不耕起栽培でも、一般栽培でも、有機栽培でもおいしい野菜はできません。理由は簡単で根が呼吸できないからです。土の中に空気が多く含まれてる方がより土が温かくなり、根は呼吸し、野菜達は日々大きくなります。野菜つくりの篤農家達は、土の温度を上げる事を考え、土を育てていくのです。水持ちがよく、水はけがいい土に育て上げる事こそ自然農法の奥義ではないでしょうか。このような土ができれば、多くの人がおいしいと思うような野菜ができるように感じています。甘さだけではなく、野菜本来のうまみがでてきます。

​ 野菜を生産するにあたって、2つの視点があります。1つはおいしさを追求する視点、もう1つは、大きさや綺麗さ、早く作る事を追求する視点です。自然農法はおいしさを追求する視点の1つだと考えます。

緑肥で土を育てる

 

 緑肥とは、牛や馬にエネルギーとして食べさせる餌を、畑に食べさせる緑のエネルギーの事です。イネ科の緑肥とマメ科の緑肥があり、畑で栽培する事により、畑の中の虫達の活性や、土の下には太い根が多く土の中に入り、水はけをよくしてくれ、土の上には緑のセルロース(葉や茎)が供給される。この緑のエネルギーは土に食べさせる事で微生物が喜び、土がゆっくりと柔らかく育って来ます。

自然農法は、こだわりなし。