除草剤

 

 農業の生産を拡大したのは、除草剤の力でしょう。後にも先にもこれほど世界の農業生産を大規模化できる薬剤はありません。多くの作物は草に負け大きくなれないのに、除草剤を散布する事で除草作業のコストを大幅に削減できます。現在多くの作物が安くなった原因の一部は除草剤だと言っても過言ではないでしょう。しかし、それほど強烈に効く除草剤は土や生態系にも大きな影響を与え、また、記憶に新しいベトナム戦争では多くの除草剤が使われました。現在も遺伝子組み換え作物は多くの除草剤を使用して栽培されています。

 国内のキャベツ生産は、キャベツ定植時にモスピュランというネオニコチノイド系の農薬を植穴に粒剤として入れてやり、定植後にキャベツはこのモスピュランを吸いあげる。2週間は、ほとんど虫が寄ってこない。次にモスピュランの効き目が薄れた位に上部からの農薬散布が始まる。これは水に溶かすタイプの農薬で蝶や蛾がキャベツの葉に卵を産んだ後、卵から生まれた幼虫達は、キャベツの葉に噛り付いた瞬間毒殺されるようになっている。このように、キャベツの一番の敵であるヨトウ蛾や青虫、ウワバなどからキャベツ収穫まで守るのである。

 キャベツを含めたアブラナ科の野菜達は虫害に非常に弱いので、現代農業では旬をずらして1年中キャベツを作らなければならないという流れができているので、農薬は必須になっている。

農薬散布

川や海の環境をまもりたい

 国内で農薬使用量が増え始めたのが1930年代です。1938年にはDDT農薬史上もっとも危ない農薬の生産が始まった。1944年除草剤誕生。1946年DDT日本上陸。この時点で農薬の基礎は出来上がった。農家の労働時間を増やす除草作業には除草剤。野菜や米、果樹を食害する虫に対しては虫を殺す薬剤。そして、1961年、農薬と化学肥料を使った大規模生産が始まった時に川の魚達の大量死が始まった。1971年には、生態系破壊を目の当たりにした人々が農薬を危ないと感じ、危ない農薬を規制する動きが始まった。

 現在、世界中の多くの国で農薬を使用しています。当然川や飲み水の汚染は昔以上に広がっています。理由は単純で世界的に耕作面積が伸びているからです。一般的な栽培には農薬は不可欠で今、世界中で広がってる新たな栽培体系の遺伝子組み換えの穀物や野菜などもまた、除草剤を多く散布するのです。

 地球は限りある生命と時間を持っています。人間の体と同じで、安らぎを与え(生態系のバランスをとり、森を大切に水を大切にし、農薬や化学肥料を使わない農業を実践する。)れば、豊かな水を育んでくれるが、女神である地球を裸にし、すり傷に毒をぬれば(森や林を開拓し、毒を使いながら実行する農業を広げれば)限りある命は、早く最後の日を迎える事になるかもしれません。

​ 私が想像する、子孫に優しい未来を地球も望んでいるはずです。

 世界の農業は長期的に化学肥料や農薬をベースに農業生産を続けてきました。結果として、工業汚染と同じく、農業もまた、地下水や川の水、我々が日々飲んでいる命の水をも汚染して来ました。これは、我々の生命並びに子孫にまで及ぶ忌々しき問題なのです。

農薬(虫を殺す・菌を殺す)

 植物や草むらに潜んでいる虫達を殺す農薬です。中には土の中の虫を殺す薬もあります。最近ではネオニコチノイドといい、作物に農薬を根から吸収させる事で、作物に虫を寄せ付けないものもある。2つ目は殺菌剤といい、カビ菌や植物にとって有害な菌やそれ以外の微生物も殺す農薬です。

​ 農薬を使う事で少しでも多くの作物を虫から守り、見栄えのよい、綺麗な状態で出荷可能な作物を増やす事が現代農業では必然であるべく見えない常識の中に我々は生かされています。

農薬の説明